たるみを口元から治す

頬や口元は脂肪が乗りやすく、どうしても年齢と共にたるみが生じやすい部分でもあります。若い人でも肥満によって、すぐたるみが生じます。この部分のたるみは、年齢を感じさせるほうれい線を生み出し、口角をへの字に押し下げてしまうため、明るく若々しい表情が失われる大きな原因となります。

こうしたたるみは脂肪の増加だけではなく、肌が劣化して弾力性を失うことで、支えを失って崩れていく、というプロセスを踏んでいるのです。したがって、若い人でも肌の荒れやすい環境にある人は、肌質の劣化が早まり、たるみを生じるのも早くなるという傾向にあるようです。一度たるみが生じてしまうと、多少のスキンケア程度ではなかなか改善されることも無く、あきらめてしまうという人が大部分なのではないでしょうか。

たるみが口元や頬に集中するのは、目元でもそうですが、表情を司る筋肉、表情筋の劣化も見逃せません。こうした状況で顔面に皮下脂肪が乗ってしまうと容易なことではたるみが解消しない、という状態に陥ってしまいます。放置しておけば、そこにさらに脂肪が乗り、肌質が劣化し、表情筋が衰え、口元のたるみはどんどん進行してブルドッグのような状態になってしまいます。ここまで来てしまうと、もはや一般的な自主トレや自主管理では太刀打ちできず、エステなどでもほとんど手の施しようがないという状態です。

美容外科の数々の美肌治療・アンチエイジング治療のラインナップには、たるみの治療も含まれています。治療法としてはリフトアップ、サーマクール、ボトックス、ヒアルロン酸注入など、たるみに効果のあるハリの復活と引き上げが中心となります。すっきり、すんなりとしたフェイスラインがよみがえり、確実に若返り効果を期待できる治療です。

たるみに関する、目元、口元どちらの治療でもそうですが、外科的な治療だけではなくプチ整形による治療もよく利用されています。今触れた、ボトックスやサーマクール、あるいはヒアルロン酸注入などの治療がそれに当たります。本格的なリフトアップ治療にプチ整形の治療をハイブリッドさせて、たるみだけでなくフェイシャル全体の若返りを図る総合的なアンチエイジング治療は、現在最も注目されているものです。